アコースティックウェーブミュージックシステム II [音とこだわり]
■ もう何度目になるかボクはいろんなところでこのオーディオシステムのことを書いた。
CD/FM・AMラジオ搭載というきわめて限定された機能ではある。
しかし、そこには当然ながら音響機器メーカーとして最高級のプライドが込められている。
コンパクトな設計と理想的な重低音と高音のバランス。
ピアノのバスとチェロの通奏の上を滑るようなヴァイオリンの高音が濡れたような情感の糸を引きながら音符のアンジュレーションの上を流れて行く。
ヨアヒム・ラフのピアノ三重奏曲第2番の第2楽章のピアノのシューベルトのような歌が始まり、ゆっくりと寄り添ってくるチェロの暖かい低音。やがてそこに緩やかに絡まるヴァイオリンの濡れたような情感と気品の旋律が加わる。その存在感がこんな小さなオーディオから広いレンジを伴って聞こえる。艶のある歌の再現。闇に舞い落ちる幾彩色もの花びらが、落下した瞬間に色を失い、次々に行きのように積もるその視覚的な音楽の美しさを空間とともに伝える。
あまり知られていないこの作曲家の真髄がこのアコースティックミュージックウェーブの小さな匡体から広がる。■
いま、年末にさしかかってのキャンペーンで理想的なガラステーブルをセットにして再び販売が開始された。
この音を経験するべきだ。
■ CDのみに特化したウエーブミュージックシステムも同時のキャンペーンを張る。■
■ ノイズキャンセリングヘッドフォンの進化も一緒に■
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