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パナソニックの提案を考える [雑考]




パナソニックから一歩先のエコライフの提案。
現在、地球温暖化に対するCO2排出量の削減は、そのターゲットが企業から家庭にシフトしつつある。
グリーンニューディールが世界を席巻するとき、ボクらは家にいてそれを傍観していいわけはないのだけれど、ボクらにはつぎ込む資本も限られている。
ボクの今考えるエコライフはパナソニックが提案する引き算を理想にしたいね。
家庭で出来るCO2削減には消費電力が大きく起因する。
ただ、今のボク達の生活を古き良き時代の水準に戻す荒療治はおそらく何らかの共通の災難や、地球的規模の災害がなければ人間の意思では実現できそうにない。
持っているものを等しく手放すことは、価値判断にならされている人類にはなかなか難しいことだろうね。
でも、現代の水準の生活をこの温暖化しつつある地球で維持するには相当な電力消費が必要になる。
だったら自然の力を使って、つまり年を追って強くなる日射しは、自然力を利用した家庭レベルの創エネや蓄エネを以前より遙かに容易にしているはずだ。
家庭で出来る創エネと蓄エネのレベルに合わせ、家庭での電力消費のレベルを抑えるという発想だ。
ではどうやって抑えるか、そこにパナソニックの提案するエコライフのスタートがある。
つまり、家庭での省エネだね。
それは電化製品そのものの消費電力低減によるCO2の削減。
さらにその家電製品をそれぞれの生活スタイルに合わせてネットワークで無駄なくコントロールする。
それは○時になったらパソコンで全ての消し忘れの電源を一斉に切るというような単純なものではなく、例えばお年寄りはトイレが近く夜中に起きだしてトイレにゆく、その時全ての明かりが消えていては転倒事故なんかにつながる。そこではそれらの生活する人の特質に合わせたコントロールが必要になる。
ボクが期待するのはそういったレベルのネットワークです。
そして当然省エネは家電だけではなく、その家電をいかに使用せず自然の寒暖を家の機能に取り入れるかという家まるごとの省エネという視点を当然欠かすことは出来ない。
それらを足して初めてCO2±0のくらしの発想に行きつく。
最初にどれだけの電力を作り出し、蓄積できるのか。



それによってどれだけのCO2の削減が可能か。
そして作り出す電力に合わせた消費電力の家電をいかに開発し供給するか、また冬暖かく夏涼しい家をどう建築するか。
国はその政策に合致した個々の家庭をどうサポートしうるか。
今始まった苦し紛れの印象もぬぐえないエコ関連の電化製品購入への補助をどう織り込んでゆくのか、パナソニックの提案は様々なことを考えさせる。
1990年のレベルCO2レベルを100として20×1年にはゼロにもってゆくというパナソニックの発想は、逆に言えば家庭で作りだし、貯めることの出来る電力に合わせた家電をいかに開発するかと言うことにも行きつく。
それらのひとつ一つにパナソニックがもっているエコアイデアがしっかりと実現化されなければならないんだろうね。
パナソニックの提案にはヒントがありました。
家庭電化製品を作るということは家庭でのCO2の発生レベルを常に射程に入れて開発を進めるという堅い宣言であるとボクは受け取りました。

あなたもCO2±0のくらしを決意表明として一度ご覧下さい。

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コメント 3

SilverMac

1997年に建築した家は、まだエコロジーが声高に叫ばれていませんでしたが、当時可能な限りのセンサータイプの照明を付けました。少しは役に立っていると考えています。
by SilverMac (2009-07-07 14:18) 

yakko

こんにちは。
さすがパナソニックですね〜〜〜(^。^)
by yakko (2009-07-07 14:30) 

yukikaze

パナソニックも企業体全体で考えれば相当の技術力があるはずですから、グループをあげて取り組めば、CO2削減ができる住宅ができるはずです。特に、松下電工の技術力は高いので期待できます。ただ、パナホームのエコという時代のニーズに合わない単なる安物、廉価な家はいただけません。パナホームの住宅が多少とも高価でも、エコロジーを考え、自然との共生ができるような内容となったとき、これらのシステムも生きてきそうに思いました。
by yukikaze (2009-07-09 16:01) 

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