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Brogの中のたまの犬-4 [Special]

MY DACHS ROOM

あんれにさんちのアンディ

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レニーを描いたらやっぱりアンディも描いとかなきゃあ、 ね。

同い年だけどレニーより生まれは少し早いお姉さん。
毛色のせいか少ししまって見えるだけでなく、実際に少し小さいかな。
瞳にレニーにはない積極的な子供の目つきがある。

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二匹でポーズをとっているときに飼い主さんを見ている目は『これでいい?』とでも言っているようで口元に緊張感があって、これは多分レニーにしても、このアンディにしても多分『仕事』という理解があるのではないかと思えてくる。
シンメトリカルなポーズや並行に並んだポーズ。
どれも良く躾が行き届いていてそんなに時間がかからないのかも知れない。
でも、呼ばれたときにダッシュで飼い主さんの元に走り寄るときの瞳や口の開き方、これはホントの開放感が出ている。
僕が犬を飼っている頃には想像だにしなかった『ドッグ・ラン』なる代物も社交性を本質の一部に持つ犬という生き物には現代では不可欠になってきたのかも知れない。
だって、ボクが犬と暮らしていた頃はそこら辺で勝手に彼や彼女たちは出会い、喧嘩し、僕を誘いに帰って野山を駆け回ったり、ボクが友達と遊びに出かけると、仲間であるはずの自分だけがおいて行かれた不満を爆発させて生来の嗅覚と本能で川や海で遊んでいる僕を捜し当てて飛びかかってきた。
選択権の半分は犬にあった。
真夏のコンクリートの上を犬が歩くことは今ほど多くはなかったけれど、焼けた砂の上で日が暮れるまで走り回り、川や海に飛び込んでいた。
自然を求めることが遠くに行くことと同義的になりつつある人の町に、大好きな信頼すべき人と暮らす犬達は、自分たちの命の導きに不足するものを飼い主の愛情の中にしっかり見つけているのかも知れない。

Andy.jpg
時代は変わるけれど、犬の行き方の根本には信頼があり、約束がある。
どんなに絆が強かったのかボクは彼女が最期に突然立ち上がって僕を呼んだときの瞳で確信した。
ボクはいい飼い主ではなかったと思うけれど、少なくてもいい友達でいられた。
そう今でも思っている。 
音楽はLast end of Summer





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コメント 6

あんれに

また素敵な絵を描いて頂きありがとうございます
アンディの方がレニーより1kg近く体重は軽いです
ポーズさせての撮影は数秒で撮り終わってます
遊んでる場所まで探して来てしまうとよほど良い関係だったと思います
犬と飼い主とは信頼関係が重要ですね
ウチの2ワンは良いパートナーで大切な家族です
by あんれに (2011-08-14 09:04) 

glennmie

犬は純粋で賢く気高い。
その信頼にこたえられる自信がないので、今は思い出の中で一緒に暮らしています。
今回の記事は素晴らしいと思います。絵も音楽も文章も。
by glennmie (2011-08-14 09:16) 

ponnta1351

愛犬を失った悲しみが再び蘇りました。

「どんなに絆が強かったのかボクは彼女が最期に突然立ち上がって僕を呼んだときの瞳で確信した。」

涙がこぼれてなりません・・・。
by ponnta1351 (2011-08-14 20:50) 

yukikaze

瞳の美しさが見事に描写されていて感服いたしました。
by yukikaze (2011-08-15 00:05) 

Mineosaurus

あんれに さん。続けて犬を描いたのは初めてでした。このところ仕事が立て込んでいていい気分転換が出来ました。
glennmie さん。コメント&niceありがとうございました。ボクが今、娘に求められても犬を飼えないのはあの頃の環境がない中で対等の関係を気づくほど犬との時間がとれないという思いがあるからですね。子供達にしても、同じです。今しか知らない彼らには申し訳ないですが、
ponnta1351 さん。ありがとうございました。僕が学校から帰ってくるまで懸命に待っていて、ボクを見た途端力尽きた彼女のことはおそらく一生忘れられませんね。
yukikazeさん。ありがとうございます。猫のように変化する瞳ではありません。犬が見ているものは自分の周りの一部としての飼い主ではなくて、飼い主という信頼者の全てですね。
by Mineosaurus (2011-08-15 06:25) 

yakko

こんばんは。
今度はアンディちゃんの番でしたね〜 カワイイ !! (^。^)
by yakko (2011-08-15 21:21) 

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