古き生き物2018-1 T-rex [Jurassic Gallery]
これまでも、別のブログに移行したりしたけれど、もういくつものブログを管理したりHPを専門で動かしてゆくのもしんどい年になってきた。
で、まあ、共倒れにならないように更新画像に本業の方も取り入れて行こうと。
Jurassic Galleryのブログ版もここで扱うようにしました。今までも時々紹介はしてましたけど。
今回は、まあ、再開の最初ということで以前描いていたものを背景を消し、動きを変えて描き直したものです。
猫の絵もそうですが、この恐竜で一番厄介なのも目なんですね。
だって、見たことないんだから。
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顔全体からして眼窩は小さいしね。実際の原画はこの数倍は大きい解像度ですから、それを購入されてる人はいいでしょうが、画像が小さいと目が生きない。
ま、想像してくだされ。
ティラノサウルスはあとからあとから発見される大型肉食恐竜によって、最近は「最大」という言い方はされなくなりました。でも、原点なんですね。発掘されている骨格の総量が、最近のものとは比較にならない。
獣脚類の中では「真実が夢に一番近づいた恐竜」だと思っています。
最近実際に発見された印象化石によって、体毛の、というより、羽毛の生えた恐竜が再現想像図として、多く描かれています。
小型の肉食恐竜については体毛の可能性はたとえ氷河期に生息していなくても、進化の過程としてとらえられるかと考えます。
でも、なんででかい体に羽毛がなきゃいけないの?
卵から孵ったばかりのT-rexの幼体に体毛が生えていても体温維持の観点から理にかなっている。
じゃあ、成体に体毛がある必要性は何?
ディプロドクスやスーパーサウルスのような竜脚類には必要ないの?
鳥類に進化する過程にあるとされる小型の獣脚類ベロキラプトルやそれ以前のコンプソグナトゥス(コンピって呼んでるね。)ならあり得ない話ではないんだけど。
一個の印象化石からすべての獣脚類に派生しそうだね。 考古学のこの辺の分野はなんか厚みに欠ける。
古代のカメを専門に研究している学者さんが、古代=恐竜という安易なマスコミのおかげて不本意とは思うけど、今は恐竜学者というネーミングで登場する。
考古学はすそ野が広いのだからネーミングはどうでもいいと思うんだけど。
古生物には残されたものは不完全な骨格しかない。犬の頭骨から体色まで再現することはできない。
それは想像なのですね。
この画像も、想像です。
国立科学博物館の恐竜展で、Trexの再現画には背中に
鮮やかな羽毛(体毛)が描かれていたのが、すごく印象に
残っています
最近、いわれている説とありましたが、確定というわけではないのですね..
by rannyaβ (2018-06-09 13:23)
子供の頃に見た図鑑の恐竜はゴジラのように立っていましたが今は違うようですね。
もしかしらたもっとカラフルだったかも^^
わからないだけに想像が広がりますね。
by ゆきち (2018-06-09 21:05)
rannyaβ さん ゆきちさんありがとうございます。
収斂進化という言葉を聞いたことがありません?全く別の系統に生き物が進化してゆくと似通った形になってきたりすることも含みますが、例えばトリケラトプスと現代のサイ。骨格では重心が前にかかっている哺乳動物と後ろにある恐竜という違いはありますが、似ていますね。竜脚類とキリン。特徴が似通ってきます。動物は大きくなるに従いカラフルである必要がなくなってきますね。象と同じように大型の草食恐竜は単色でもあまり襲われる心配がなければカラフルである必要性もないんですよね。
恐竜の目にも種類によって色が認識できる構造をしているものがあったらしいですね。そういう種類の恐竜はカラフルで特にオスはメスを引き付ける色彩があったかもしれません。ボクが描くものは比較的色彩を抑えていますが、もっと自由でもいいかなとは思っています。
by Mineosaurus (2018-06-09 22:11)
2 つぅ〜デスね
(^^)? まだ観てないですが、最近はCG だけで中身が無いのが多すぎて余り観る気になれません
(^^) まっコレは元々中身の有る様なジャンルでは無いのデスけどネ
by トレンド下関 (2018-06-10 05:15)
トレンド下関さん初めまして。コメントありがとうございました。
by Mineosaurus (2018-06-10 19:57)
仏像に目を入れるのも難しいと聞きますが同じ理由なのでしょうねー。
仏の目、見たことないですもの^^
最終的には人間の目がモデルになるのでしょうが
人間を超えた何かにしなければいけないところに腐心されるのかなと想像しました。
恐竜の手元付近のアップの絵、ざらっとした感触が伝わってくるようです!
by ちぃ (2018-06-10 22:21)
目、難しいですよね。
皮膚はもしかしたら今後の研究でハッキリと色が分かったとしても、目・・・こればっかりはどうやっても想像ですものね。
科学博物館、今年の夏も恐竜展かな?って思っていたら、今年は昆虫みたいです^^
by リュカ (2018-06-11 16:52)
ちぃさん、リュカさん。目はね。ボクの場合、デッサンの時に一度きちんと色を付けます。全体を仕上げてからもう一度書き込みます。バランスを見るためです。とくに昔の墨絵みたいな目力を画竜に与えるのとは違って、リアリティの鍵になるとこですから。大きい注文画像をやっつけるときは、目を付けた同じ画像をいくつかコピーしておいて、一番しっくりくるものに上書きしていきます。猫の方は原画のサイズが小さいのでもちろん数倍のサイズを最終的に縮小しています。
by Mineosaurus (2018-06-11 22:07)
どうりでお上手と思ったら、本業の方だったのですね。
ティラノサウルスは、羽毛の痕跡がある化石が見つかったとNHKでやっていたと思うんですが、それでも、着色だけは想像するしかないんですよね。ジェラシックシリーズを見る時、毎回、本当はどんな色だったのだろう…と思ってしまいます。
by 海市 (2018-06-26 17:36)