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Blogの中の猫たち-174 [Blogの中の猫]

Raccoon's weblog
Raccoon さんちのD.D『ネコ1号』

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ほんとの名前がそうなのかわからなかったけれど、前からずっと気になっていて

僕はRaccoon さんのブログをお気に入りに入れていた。
最後にブックマークに残っていた日付が1月23日だった。
『ネコ1号』を描き上げてから、ふとアクセスしたタイトルのすぐしたの欄に2月28日のリンクがあり、何気に開くと
そこに1月に亡くなった『ネコ1号』の記事があった。
多分男の子であったと思う。
kontentenさんちの『カナ姉』のような例もあるけど、『ネコ1号』のかもす雰囲気には『カナ姉』にも共通する生命力が発露している威圧感があった。

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ジジイが描いた彼?の画像は決して怒っているのではない。
表情に融通性があまり無く、どこかニヒリスティックな面持ちがあるが、猫歳を経た独特の押し出しがあった。
それはすでに写真からも十分伝わるもので、敢えて描くことに僕自身のこだわり以外目標は無かった。
どこまで削ったらこの写真から伝わる彼の印象が変わってしまうのか。
いろいろやったけれど、結局かけた時間ほどの成果は得ることができなかった。
まあ、それは描き手の自己満足で『…らしく見える』のであればいいとしなければならないのかなと、思い直してブログにのせた。
写真では写りこんだ『ネコ1号』の周りのものが彼の雰囲気に染まっている。
ボクの画ではそこまで届かない。
取り出したエッセンスを再現する画法ではなく、組み立てなおす画法(抽象性に置き換える)なら、もっと直感的に『ネコ1号』に寄り添えるのかとも思う。
それをするような時間は無いけれど、眉間のしわに苦味と愛嬌を同時にかもし出す彼の印象はずっとボクの目の裏に残り続ける。

合掌

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音楽はエネスクの弦楽のための八重奏曲 ハ長調Op.7から第3楽章レンタメンテ。
まだ古典的ロマン派から足を抜いていない作品。 だけど、その非凡は叙情の捉え方の洗練、弦楽を知り尽くした微妙なアンサンブルの中の息遣い。
他の音を聞く中で自分の音の流れがどこで浮き上がってゆくのかそれぞれが固まった合奏の旋律ではなく、個々の歌の流れに入り込んでくる隣の奏者の息遣いを知ってこその演奏。
この20世紀の作曲家はボクにとってシューマンやシューベルト、バルトークに匹敵している。 豊かではないが祈りがこもった演奏を。





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