Blogの中の猫たち-181 [Blogの中の猫]
鴨吉食堂
鴨吉さんちのかるちゃん
ヒマラヤン
顔の特徴というより、全体に醸しだされる大物の風格と物静かで温和な性格のギャップが可愛い。
お顔の中心のブルーがシャムの特徴を残しているが、体格はやはりペルシャ。
眼力があるのだけれど、生来のオットリがぜんたいからにじみだしていて、印象からくる可愛さとともに
内面のゆるさが見えて、なんとも愛くるしい。
福々しい生後間もない赤ん坊のイメージがボクにはある。
ずっと以前に書いた『お嬢と一緒に』のくるりんや、バロン君も同じようなイメージがある。
種に確固とした特徴があり、こういう取り合わせで新種を作り出すアメリカ人の影を全く感じさせない。
良い猫です。
鴨吉さんちには猫だけでなく、犬やらインコやら多くの動物が住んでいますが。
一度お訪ねになってはいかが。
音楽はマックス・レーガーの6つのピアノ小品作品24から第1曲「即興的なワルツ」を。
レーガーの作品は灰汁が強く、しかめっ面をしているものが多いのは確かですが、ピアノ曲にはドラマティックなものからリリカルなものまで幅広く、変奏曲の分野では非常に優れた仕事をしています。
弦楽三重奏曲やクラリネット5重奏曲にある晦渋はこういった作品には気配を感じさせない。
器用なんですね。厳めしい風貌からはちょっと意外だけれど、緻密さはやはり間違いなく彼の本性だね。
やはり血は赤い。ちょっと似てないかい?
いやさ、ヒマラヤンと…無理か