OLYMPUS-デジタル一眼レフの目指すもの- [Special]
オリンパスのOLYMPUS E-SYSTEMの最新機種E-20をその写真からかいま見る。
デジタルカメラは簡便な記憶媒体と撮影媒体が合体した画期的な画像再現カメラとして今やプロフェッショナルの持っていた技術の何カ所かを素人に明け渡してきた感がある。
そして進む道にはプロ仕様の超高級機種以外にはまだ道の遠くにあったアナログカメラの『雰囲気』という曖昧な世界をもロック・オンしている。
全てにピントのあった不条理な美しさから、レンズを意識させ、撮りたいものとの距離や意志を映し込む。対象の持つ美と映す人の美意識が一枚の写真に写り込む。
こともなげにそれを達成するは膨大な集積が必要であり、計算が重量と大きさを生む。………そのはずだった。
でも、このカメラのコンパクトな姿はどうだろう。
最小であることがプロの持つ機動力をアマチュアにももたらす。
どこへでも気軽にベストショットを求めて行ける。
このカメラ体験者の声は、偽りのない本音だろう。
これはデジタルカメラが深化し、進化し、新化してゆくマイルストーンかそれとも、全てをブッちぎり独走する技術の確立を意味するのか。
もう、アナログへのこだわりがデジタルのこの回帰的進化によってどうでも良くなってしまいそうだ。
世界最小▲デジタル一眼レフカメラ E-420
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