ある若者の歌 [音楽]
R.シュトラウス/ピアノ四重奏曲ハ短調op.13
第1楽章 アレグロ
第2楽章 スケルツォ
第3楽章 アンダンテ
第4楽章 フィナーレ:アレグロ
若きシュトラウスがナチスや大戦後の裁判や時代の波などと言うものと無縁だった頃。
ただ、ひたすらに自分の進む道について厳格で保守的な父の音楽哲学を受け容れつつ洋々とした道を歩んでいた。
1884年彼が20歳か21歳かそこらの作品である。
この翌年、彼はハンス・フォン・ビューローの跡を継ぎマイニンゲンの宮廷オーケストラの指揮者になる。
1882年にはベルリンフィルが創設され、2代目の常任指揮者となったビューローの下で客員している。
リヒャルトを見いだしたのはビューローであった。
それはたぶん指揮者としての才能であったのかも知れないけれど。
その頃の音楽はシューマンやメンデルスゾーンのスタイルでロマン派の中でも重層的で且つ捌けた音構成の作品を書いている。
音楽史っていうのは誰が書いても同じようなもので、この辺で止めておきます。
この音楽もそういう時代の、まあ、とても近代の香りがするものとは言えない。
彼が『ティルオイゲン』を発表して楽壇の賛否を二分するのはまだずいぶん後である。
第1楽章 才能が迸ったようなアレグロ。
シューマンが緻密に築いて歌った部分もメンデルスゾーンの天才が編んだ謎もひとっ飛びにすっ飛ばして若い筆致で円熟の音楽を書き飛ばしている。
仄暗い低音の弦楽から辛抱できないパトスが吹き上げる。
後ろを振り返らない歯切れの良さの中にシューマン張りの旋律が駆け抜ける。
あやすような旋律が緩やかに流れる部分にはぴっちりと隙間なくピアノパートが明晰にピンを打ち込んでゆく。
再現部は音楽が少し深くなり、初めて耳にした旋律が回想された分だけ重さを増す。
ピアノパートは凄く新鮮です。
書いているうちにどんどん深まっている。
第2楽章のスケルツォはもう完成度からいってただ偶然シューマンが先に書いていたに過ぎない出来映え。
一番熱が入ったんじゃないかなあ。
ゆったりした部分にもひりひりと若々しさが伝わっている。
緩徐楽章は弦楽四重奏曲では持たないかも知れないが、ピアノのロマンティックな響きがリードするカンタービレが美しい。
ピアノパートあってのアンダンテ。
第4楽章のフィナーレはこれまた素晴らしい。
古くささはなく、書いている本人の熱が純粋に音になるような音楽。
溢れるものをどきどきする心で抑えながら音符に変えてゆく。
熱中と集中が抑制の鏨をはじき飛ばしそうな勢いで膨れる。
ただ、そこにリヒャルト・シュトラウスの色づきはまだない。
第1楽章の気鋭の音楽をどうぞ
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by 天天素 (2011-09-26 20:17)