ワインはいかが-11 [食]
カデーのシーズンがもうすぐ来る。
久々にワインを取り上げてみました。
ワインショップの店先の広告にもぼつぼつヌーヴォーの文字が見え始めたと思ったら、ネットでもボジョレー・ヌーヴォーの文字やバナーが踊り始めている。
いやはや何とも。
日本は航空便で届くヌーヴォーを最も早く飲める国だって行ってたけど、どんなに早くったって、酸化防止剤っていうのが避けられない。
航空便は値段が高く、後から追っかけ売り出される船便は同じ製品でも安い。
舟は揺れるからね、空気との接触面が航空便の比較ではなくて風味にも凄く影響が大きいからね。
ネゴシアン(酒商)が扱う地区ワインとしてはいろいろな種類がでるけれど、ここ15年ほどはコンビニとかでも売られている。
でもね、空気と微妙にブレンドされて香りが作られるビンの口にアルミキャップが嵌っていたり、ヴァン・ドゥ・ターブルやヴァン・ドゥ・ペイのようにコルクが短くってしかもキャップがプラスティックだったり、ビニールだったり、握ってまわしたらクルクル回るほど緩いキャップ。
はがすと安っぽく、短いコルク。
少なくとも15年くらい前まではフランスのワイン商の良心はブドウ農家の方を向いていて、早く飲むワインだからといって今のような雑な瓶詰めは作らなかった。
貴方もよっく知っている流行ものに弱く、ブランドにすぐ飛びついて、クオリティを落としてゆく、何処かの国の売らんかなのセールスマン達が作り上げてしまったんですね。
でも、中にはキャップも、昔通り鉛を使い、ソムリエナイフの存在を認識させてくれる、コルクのしっかりしたボジョレーにこだわった品物を置くところもあるんです。
ルイ・ジャド・ボジョレー・ヴィラージュ・プリムール [2007]
地域が一つ狭まって村のワインです。しっかりした中にフルーティな味わいを際だたせます。
先行予約・ルイ・ジャド・ボジョレー・ヴィラージュ・プリムール [2007]
ところで、ヌーヴォーではもう一ヶ所気にして欲しいところがあります。
十勝です。
酸化防止剤が入っていない本当のフルーティなヌーヴォーの味をまず知って欲しい。
でも、ほとんどが生産地で消費されてしまいます。はかなくも清冽な味わいを求める旅もいいのではないでしょうか。
ねらい目はワインまつりですね。
でも、飲み過ぎると次の日は地獄だね。
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