ブラームスの愛の歌 [音楽]
愛の歌 OP.52a
本来はピアノ連弾と声楽のための作品。
最近では実力のあるものが組むのが珍しくなってボクみたいにへそ曲がりが、ピアノ連弾だけの演奏を探しに探してもなかなか手に入れられない。たまに出ても、オーケストラヴァージョンを意識したように、バカに張り切って鳴らしているものばかりで、どちらかというとシューマンやシューベルトのようなわかりやすいメロディーラインが鏤められたものでもない。
でも、長く聞き込んでいると、バラードや間奏曲と同じように、ブラームスのピアノの魅力がじわりと感じられてくる。
幸運にも、ボクはミシェル・ベロフとジャン=フィリップ・コラールというデュオでこの18曲の鈍色の作品を聴くことができる。
声楽という色づけがないだけにやや繊細な光りの綾に欠ける部分があるけれど、ドイツの詩人ダウマーの詩のニュアンスがどれだけ伝わるか…だね。
昔の詩人の『愛の歌』はちょっと恥ずかしくなってくるので、ボクにはこのワルツくらいがちょうどいい。
4手ものでは今手に入る唯一のCDがこれです。
ピアニストはよく知りませんが、演奏もいいですね。他の曲もセンスのいい演奏が聴けます。
ピアノ連弾曲集Vol.2[ハンガリー舞曲集 / 愛の歌] マティーズ / ケーン
2007-11-13 06:19
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コメント(2)
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ブラームス 愛の歌のブログを見つけてとても嬉しいです!来年、ブラームスシリーズでピアノリサイタルをしますがソロだけではなくVol1では作品23の4手のバリエーション。Vol・2には合唱付き4手、愛の歌を現実化します。歌手はオペラやリート経験者が担当。ただ、4手だけでも合わせが大変ですが、合唱付きはどうなることか・・・楽しみです。
by ake_i (2007-11-16 12:27)
頑張って下さい。私は聴くだけですが、ブラームスは好きです。若書きのピアノソナタはあまり手に入りませんが,Zimermanのをよく聴きます。作品34のbなんかもたまにいいです。
by Mineosaurus (2007-11-16 19:38)