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室内楽の宇宙-ショスタコーヴィチ ピアノ三重奏曲第1番 [音楽]

ショスタコーヴィチ/ピアノ三重奏曲第1番ハ短調Op.8


ショスタコーヴィチの室内楽は非常に多い。
非常に多作の作曲家ですね。
弦楽四重奏曲だけをとっても15曲。これは1人の作曲家が依頼されて楽器構成を成熟させてゆく過程を最初から敷衍しているようなものだ。
交響曲でも15曲。
それらを全て網羅して聴いたかというと、ボクはただうなだれるしかない。
彼の作品は独特のリズムのクセがあって、ともすればそれが楽天的に響いたりするもので、緊張感をそがれることがある。
でも、弦楽を中心に作られる彼の緊張感のある歌は、非常に細かいけれど剛い線の美しさを聴かせる。
この第1番のピアノ三重奏曲は単一楽章の循環形式で書かれている。
ベートーヴェン的な静謐とノクターン風の旋律の合間をショスタコーヴィチ独特の跳ねるリズムが蜂のように飛び回る。
中間部の静かな歌は、小さいけれど愛らしく清冽です。ただ不思議な感じがするのはアンサンブルとして響く瞬間があまり無いんですね。
ピアノの動き方が凄くユニークですね。
これは聴いている演奏のせいでもないみたい。
各楽器のメドレーのような感じ。
作品の幼さ?とも違うようだけど。
   
   ばれ句を一句。 第1番 どこが尻やら 頭やら

ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲 第1番、2番、ブロークの詩による7つの歌 ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲 第1番、2番、ブロークの詩による7つの歌


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