Love Song [音楽]
たいした意味はないかも知れない。
でも、ひょっとして一大決心をして弾いたのかも知れない。
誰に対する歌か知るよしもないけれど、その表現が音で出来る人は羨ましい。
絵画は言葉より象徴的で観る人によって異なる捉え方がされる。
ただし、『**さんに愛を込めて』などという献辞と共に描かれていれば別だけれど。
その点で音楽も同じようなことがあるけれど、こんな形で表現されるのは、多分一番最初はきっとその人が側にいてきっと目を閉じて聴いているのだろうと思いたい。
作ったヨゼフ・スク(スーク)はチェコの作曲家で、同国を代表する名ヴァイオリニスト、ヨーゼフ・スークはこの人のお孫さんになる。
ボクはこの人のセレナードがチャイコフスキーのよりも好きで昔はよく聴いていた。
この曲も学生時代よく聴いたけれど、久々に聴いてみると結構熱い思いを語っているようだ。
当時ボクが聴いていたのはD・オイストラフの古い演奏でした。
ヴァイオリンはその技量を前面に出すための楽曲を聴くと例えばパガニーニの協奏曲とかはリスト当たりのピアノ協奏曲と同じように押しつけがましくて、ヒステリックにパッセージが続くと堪えきれなくなるんだけれど、この曲のように何かの目的があったりすると、実にストレートな想いを旋律に乗せて滑らせることが出来るのですねえ。
ポルタメントヲ抑えて、淡々と弾かれるとより想いが伝わります。
ヨセフ・スーク/ヴァイオリンとピアノのためのラヴ・ソング
ヨセフ・スークのラヴ・ソング素敵でした「ポチ」!
by マンチ軍団 (2010-07-09 21:48)
マンチ軍団:コメント有り難うございます。時々お邪魔しております。ボクは成猫のマンチカンを見たことがないのです。どこかで見られないか、マン地軍団さんところがいちばん可能性が高そうですね。
by Mineosaurus (2010-07-09 22:04)