沖縄旅行－其の３

美ら海（ちゅらうみ）水族館まで

12月になってしまいました。でも、ボクの田舎もそんなに寒くない。きっと沖縄はまだ朝の気温も20度以上あるんでしょうね。
さて、沖縄旅行の続きです。
沖縄の魚は正直あまり美味しいとは思わなかった。
南方系の魚であり、料理はほとんどが唐揚げ状態。
専門店に行けば刺身なんかもあるらしいけれど、観光客向けではない普通のソーキそば屋に入ってその無茶苦茶なボリュームに腹一杯になり、夕食時になってもお腹が減らないのには閉口した。
ホテルでは北海道から空輸したカニの食べ放題バイキングをやっていて、自分が日本のどこにいるのかわからない状態でした。
でも、朝のゴーヤのみそ漬けは美味しかったなあ。
海ブドウはあまりの潔い意歯ごたえと儚い味に感動して買い込んでしまった。
観光は沖縄の主要産業であり、本土より近い中国や韓国の観光客やボクらが買い込むおみやげはかなり重要なウェイトを占める。
サトウキビ畑は南に行くと多いけれど、名物の黒砂糖の原料としては不足気味で輸入しているんだとか。
適当で自分勝手なスケジュールで動くものだから（県民性か？）地図を見て印象に残る名前が頭にあんまりのこっていない。
海洋博物館に行く途中のパーキングエリアにあった大木。

『相思樹』（そうしじゅ）と言うんだそうな。（花と葉っぱは左下のピンぼけ）
丸く小さな黄色い花が咲いていた。葉っぱが変わっていて木の葉のくせに三日月形で表裏が同じ葉脈。で表裏一体の葉から付いた名前だそうな。

北部（山原＝やんばるの異名）
高速道路のガードレールに仕切られたようにジャングルが続く、木々が枝を横に張り、交差する木々が絡み合って隙間がなく、密度が濃い。
一年中緑。所々紅葉したように見えるのは琉球何とか松という県木が松食い虫にやられて枯れているんだとか。
先が見えないジャングル。
でも、その背後には広大なアメリカ軍の演習場が広がり、一瞬垣間見える山は砲弾の実射練習で禿げ山になっている。
間違って入って怪我をしても誰に訴えることもできない。
水不足の解消のために新しいダムを造っている場所もあった。
それがまためちゃくちゃ浅い。
山が低いのも底が浅い土地もすべて沖縄本島そのものがサンゴの堆積の上に成り立っていることを教えている。



海洋博自然公園の中にある美ら海水族館はボクの田舎の桂浜にある水族館の数倍ものスケールで、発想もやっていることも大体同じなんだけれど、とにかくでかい。

内部からの景色。
幸いにして晴れていて海はきれいだった。
浅い海の中に黒く見える部分は珊瑚礁であり、所々にしもり（白く泡立つところ）が見える部分があって、そこは珊瑚礁が海面に顔を出している部分だ。
見ていて気づいたこと。
海藻がない。
海の匂いがしない。
これらは関連があって、この辺の海は塩分濃度が高く、海水の温度が高い。
だから海藻が育ちにくく、海特有の潮の匂いが希薄なのだという。
それだけに沖縄の天然塩には人工的な手を入れる工程が少なく、ミネラルの固まりのような美味しい塩ができる。
鳴き声以外は全部食べるという沖縄料理の中心となる豚肉料理には欠かせない。

ようやく総合案内所を抜け水族館まで下る。（このままではすぐ隣にある蘭の花の塔には行けそうにない。スケジュールの失敗。海洋公園だけで１日採るべきだったと、この時もう後悔し始めていた。）

入り口近く屋外の『オキちゃん劇場』なるイルカショウのモニュメントか。
ミストが吹き出す中を歩いて行く人もいた。
ここにも修学旅行のキャピキャピが大量発生していて、日本国中の言葉で騒々しい。

入り口近くのモニュメント。でも、時間が迫っているというのでイルカショウに向かった。
まるでバーゲンに向かって走る浪速のおばさん状態でありました。
でも、ショウは凝縮されていてとても密度の濃い出来映えでした。パチパチ（拍手）

 

 

 

 

 

 

 

で、ようやく中に入りましたが、魚の数より多そうな人に圧倒され、シャッター切るより『前へ進め』という背後からの無言の圧力に押され、消化不良のまま前進。



石斑ハタのでかいやつを撮影しようとしたら邪魔して横切ったウミガメ。

 

 

 

 

 

 

 

 

うまそうなエビ。でも、大柄で大味だそうです。足袋エビ（後ろ）もいた。

ボクの地元の魚釣りの外道でもあるねんぶつ鯛（通称ゲンナイ）だと思うけれど、光を当てると目がブルーに色づく。

ナンヨウブダイ（オス）イラブチャー



世界最大の水槽に悠然と泳ぐジンベイザメ。一匹なら驚かないけれど、３匹！しかもその後ろからマンタ（イトマキエイ）が３匹！



沖縄の県魚タカサゴいわゆるグルクン。丸揚は必ず料理に出てくる。

イトマキエイ（マンタ）の羽ばたきは位置的に撮るのがむつかしかった。
かなり大きいのだが、遠くの方を泳いでいるのでそう感じないかも知れないね。
この水槽のアクリルガラスの厚さは６０センチ、もっとあるのかな。
深さ１0メートル、幅35メートル、奥行き27メートル。
ＧＴ（ロウニンアジ）が小さく見えるほど巨大な海洋生物が立体的に泳げるスペースに呆気にとられ、次にいつまででも座り込んで眺めていたい欲求にスケジュールを無視したくなる。
正直他の展示物はどうでもよくなった。
つくづく今も後悔しております。
ここは1日いるつもりで計画を立てるべきであった。
子供を連れてくるときはそうすべきだなとかたく思い決めましたね。

後ろ髪引かれながら今帰仁城（ナキジンジョウ）跡に向かいました。この謎に包まれた難攻不落の城跡はカメラの電池が切れてしまい残念ながら記録なし。

続きます。あと１回

 

コメント 6

水族館の記事、お待ちしていました。
とても広くて大きいんですね。
いつか行ってみたいです。
by glennmie (2010-12-01 09:28) 

桂浜って高知のご出身だったんですか！そりゃ沖縄とまでは行きませんが暖かいですよね～
水族館いいですね。ぼーっとしてたい。
二男が中２の修学旅行のときはまだ建設中だったんですよ。
by こいちゃん (2010-12-01 10:00) 

沖縄は景色は奇麗ですが確かに、食事は・・・。特に魚は・・・。高知のように美味しい魚に出会えるということはないと思います。でも、この季節でも寒くはないですし、お写真を見るといろいろ周られて楽しまれたご様子、良かったのでは。
私は北海道は言ったことがないのですが沖縄は十数回いっていますが、景色、特に夕景は好きです。
by yukikaze (2010-12-01 16:58) 

桂浜水族館は全国でも珍しい個人経営、開業約80年です。
by Silvermac (2010-12-01 19:00) 

sujibuo
今日は～
＾＾またブログ覗かせていただきました。
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今日は　よろしくお願いしますね^^すごいですね＾＾
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