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ウォルシング・マチルダ [音楽]

先日、四万十市の中村(もとは中村市)の安並公園近くの紫陽花を観にいった。
ここは正直言って紫陽花はあまりぱっとしないけれど、やたら並んでいるいろんな形の水車が見られる。
久々の晴れ間に遠出したのに、テレビでやっているほどの花はなく、まだ葉っぱばかりで時期が早かったんだね。

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土佐市の春野公園のあじさい街道を模したのかも知れないが、花がなければただの農業用水路である。

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(花のない紫陽花の葉におきまりの生き物2匹。雨も降らず、待機中。ちょっと出番を待っている状態です。)
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ただ、行く途中に見える海岸線の美しさはこのシーズン相変わらずだった。
白浜ではもう泳いでいる小中学生の集団を見た。
でも、この美しい海岸線をボクはもう以前の視点で眺めることができない。
堤防は低く、白浜は沖縄のビーチにも負けない砂の白さと海の蒼さを誇る。東日本大震災のあの津波の半分の高さでこの砂浜も松林も、汽水の曲がりくねった河川の美しさも、根こそぎもって行かれるのだろう。
古い漁村は堤防の下に住居の屋根が見える。
海岸線にはシーサイドをうたった老人ホームが建ち、ホエールウォッチングの看板が砂浜近くに立ち並ぶ。
起こった災害の後始末もままならず、近い将来に起こるだろう同レベルの災害に対して、町内会レベルで要望を出さねばならない現状。
切なくなってくるね。
昔の映画を思い出す。
ネヴィル・シュートの小説を映画化した『渚にて』
ウォルシングマチルダを口ずさみながら車を帰路に向けた。

渚にて [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD


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コメント 6

ponnta1351

ペックとガードナー!懐かしい映画と音楽です。
核戦争による人類最後の日々の映画でしたね。
by ponnta1351 (2011-06-17 14:04) 

kontenten

小学生の頃聴いた、海外放送『ラジオ・オーストラリア』の
インターバルシグナルで流れた曲です。
インターバルシグナルは、電子音でしたが、こんな素敵な
歌だったとは・・・今、初めて知りました。
by kontenten (2011-06-18 12:18) 

Mineosaurus

君が代も悪くはないのですが、国民性もあるかとも思いますが、日本にはこういうみんな一緒っていう歌がないんですね。アイヌのタプカーラや県レベルでは結構あるのにね。国の単位が違うのかなあ。
by Mineosaurus (2011-06-18 21:20) 

マユリィ

訪問・niceありがとうございました。

by マユリィ (2011-06-18 23:07) 

アヨアン・イゴカー

『渚にて』昔テレビで見ました。この歌、今日聴いてみて随分胸に響く歌なので驚きました。
by アヨアン・イゴカー (2011-06-19 02:31) 

kontenten

長野県の県歌・・・殆どの長野県民が歌えるそうです^^;アセアセ
by kontenten (2011-06-19 22:14) 

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