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”もう森へなんか行かない” [音楽]

懐かしい歌を聴いた。
学生時代歌声に魅せられて何度も何度もテープを回した。
訳詞の美しさと抽象性の中に込められた少女から女性への心理的な変貌と成長と哀惜
老いてゆくことへの言いしれぬ喪失感
愛という言葉もなく、恋という言葉もなく、哀しいとも歌わない。
詞は詩であり、完結している。

<
BR>シャンソンの中にある歌詞はその言葉の流れを壊さずに音に乗せる文化の成熟によって
詩と言葉をそのまま音楽として聴かせることができる
訳詞は嵯波はづきさんです。
素晴らしいです。詞が見事に詩として完結していてかけがえがありません。

この方はシャンソン歌手であり、講師として活躍され、、またCF・CMでお顔を拝見したこともあります。



Ma jeunesse fout le camp 
(もう森へなんか行かない)
     :フランソワーズ アルディ


青春など 忘れかけた 流行り歌に のせて過ぎる
ほろ苦く 甘いメロディー 口ずさんで おわる二十歳


女の子は 森へなど 行きたくない もう行かない
摘んだ花を 誇らしげに 髪に差した 遠いあの日
女の子は 森へなど 行きたくない もう行かない


摘んだ花を 誇らしげに 髪に差した 遠いあの日
深い森で 青春が行くことなど 知らなかった
雨が降れば 消えてしまう 摘み取られた 私の花


ゆれる心 ギターに乗せ あの森へ行ってしまった
あの調べが 思い出させる もう戻れない 遠い日々を


私はもう 森の奥へ入らないの もう行かない
あなたに似た あの足取り 悪気のない 若い笑顔

女の子は 森へなど 行きたくない もう行かない
もうすぐ秋 冬がきても 待っていたい 私の春

YouTube:  フランソワーズ・アルディ『もう森へなんか行かない』


CD:

Ma Jeunesse Fout Le Camp

Ma Jeunesse Fout Le Camp

  • アーティスト: Françoise Hardy
  • 出版社/メーカー: Virgin
  • 発売日: 1998/06/30
  • メディア: CD


嵯波はづきさんのシャンソンです。癒されますよ。


  パリの屋根の下
  • アーティスト: 嵯波はづき
  • 出版社/メーカー: インディーズ・メーカー
  • 発売日: 2003/01/15
  • メディア: CD



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コメント 1

木曽のあばら屋

こんにちは。はじめまして。
おお、フランソワーズ・アルディ、懐かしいです。
FMをエアチェックしたカセットテープで繰り返し聴きました。
ミシェル・ポルナレフも流行りましたね。
by 木曽のあばら屋 (2008-02-24 08:35) 

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