遅すぎないうちに [音楽]
昨年、突然来賓として招待された小さな田舎の小学校。
ボクは思いがけなく、あろう事かT-シャツと薄いジャンバーで出席した。
今年はそれらしい格好をして出席させて頂いた。
全校生徒48人。卒業生12名。
ボクの子供の頃の小学校は一クラスが43人だった。
縁あって2年間PTA会長をやらせて頂いた小学校は90人近くいたのではなかったか。
少人数の小学校は卒業生と在校生が向かい合わせた対話式で、少なければ少ないなりにいいものだなあと思った。
先生も10人。
全校生徒が卒業生の名前を知っていて、卒業生も自分たち後輩全ての名前を知っている。
そんなアットホームな卒業式の中で歌われた、卒業生を送る歌。
これを聴いたとき、いきなり不覚にも涙がこぼれるのを止めることができなかった。
3月11日の風景が心の中にフラッシュバックして、ジジイになって涙腺が緩くなったボクの衷心を貫いた。
素朴な歌声と、忘れてはいけない思いと、歌詞の力がどうやらその場にいた大人のひねくれた心を捉えてしまった。
子供達にその思いがあってこその歌ではなかったにしろ、今聴くべき歌であったことを強く思った。
YouTubeにもいくつかあった。
探すまでボクはこの歌のタイトルさえ知らなかった。
覚えていたフレーズで検索してもでてくるくらいだから児童の合唱曲としては有名なんでしょうね。
中山真理さんの『遅すぎないうちに』という合唱曲でした。
声が歪んでいるけれど、これが一番素直に心に入ってきました。
テレビの中に
冬の桜を見ては泣き
金八先生を見ては涙だし・・・・・
でも、被災地の人達のように
本当に辛い思いのまっただ中に見える人達は
涙すら流している気持ではないのかも・・・・・
そう思うと、
その場面場面に応じた歌を聴き
胸を熱くし涙できる
そんな今の自分の幸せをかみしめなくては。
日本中の心が、
これを機に
直接的に何かが出来なくても良いから
無くしかけている、日本人特有の
向こう三軒両隣につながるような
本当の意味での
思いやりと助け合う心をもてたら・・・
by miopapa (2011-03-28 17:43)
miopapa さん。全くおっしゃるとおりです。
by Mineosaurus (2011-03-28 20:53)