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海洋堂ホビー館その後 [地方地域情報]

 

 大塚美術館-ホビー館065.jpg

今週の月曜日だった。
美味しい蕎麦をメインの目的に四万十町へ。
昼食から間がないので先に少し足をのばした。

昨年の夏に海洋堂ホビー館がオープンしてから二度目の入館。
今回は長男が帰省中、まだ観てなかったので観にいった。
開館最初の盛り上がりが落ち着いてどんな風になってるか興味もあったけれど、館内は少しずつ変化している。
そして、それなりに見学者は暇そうな日でもぼつぼつ途切れずに入っている。
海洋堂創始の事務所を再現したコーナーには辰年にちなんで、かなりの骨董品が並んでいた。
館長が趣味で集めていた竜の彫像や、和凧なんかが陳列されている。

大塚美術館-ホビー館072.jpg

でも、決定的に展示面積が狭いのは変わらない。
ひとつ一つがじっくり観られるようにもう少し展示スペースを考えれば良いんだろうけれど、あまりに展示物が多すぎて視線に個々の作品が止まってくれない。
海洋堂の変化の歴史がそのままてんこ盛りになっていて、独身男の押入みたいに襖を開ければドッと雪崩落ちそうなほどのオタクの宝物が所狭しと飾られている。
入り口にあるフィギュアの色付けをする造形室もそれなりに修練を積んだ若者がエアブラシを使っていた。
その少し上の入り口の上にはギャオスと平成ガメラの頭部が二つ飾ってあった。

大塚美術館-ホビー館100.jpg 


そいつは思わず『欲しい!』と思ったね。特にギャオスはいい。
ガメラの想像性とはまた違ったところにある。
初代の特性を敷衍しつつ、闇わだの生き物の禍々しさが良く作られている。
他の展示物や造形師のコーナーは以前観たのでボクはあまり興味がなかったけれど、何度でも外に出られるので外に展示してある木彫りの河童達を写真に撮った。
このホビー館からさほど離れていないところに河童のオブジェや河童に因んだフィギュアなんかを専門に展示する建物が建設されるらしい。
この建物は奧打井川というところにあり、廃校された小学校の体育館を改造してあるのだけれど、それでも結構なお金がつぎ込まれている。
もちろん海洋堂は民営企業であり、そこにはやはりしたたかな商人の計算があるのも事実だ。
四万十町はその企業の特殊性を町おこしに利用し、海洋堂はそのユニークな協賛活動を全国に露出する。
町が投下したお金は数億円である。
『わざわざ行こう』『へんぴなミュージアム』
個性的なキャッチフレーズでこれからどれだけの情熱を注ぎ込めるか。
今はまだ、進化している…と、ちょっと安心して観た。

 

大塚美術館-ホビー館112.jpg

ところで蕎麦と美味い蕎麦湯はというと、売り切れだって。
まだ2時になってなかったのに暖簾が仕舞われてた。残念。



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コメント 3

nana_hyr

フィギュアといえば海洋堂!
外観がとても派手でびっくりです^^;
by nana_hyr (2012-02-11 16:52) 

Silvermac

会長の哲学通り進化しているようですね。
by Silvermac (2012-02-11 20:24) 

yakko

こんばんは。
また行かれましたか〜 まだまだ進化しているんですね。
辰年にちなんだ竜の彫像が良いですね。
お蕎麦は残念でした。商売っ気がないんですね〜f(^ー^;
by yakko (2012-02-11 20:45) 

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