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Blogの中の猫たち-176 [Blogの中の猫]

Are You Ok?

Nyanta01.jpg
rincoさんちのNyanta

鼻クロ・うし柄・ボク好み。

このネコさんもかなり前の写真からフォルムをいただいた。
このときは彼の鼻筋付近にちょっと吹き出物があったようで、ところどころ白毛が毛羽立ってた。
本当はエリザベスカラーに首から上が嵌っていて、こういう背筋シャッキリ風の姿勢が半ば強制されている不自由もあって
瞳に不満の色も見えなくはなかったけれどね。

Nyanta02.jpg

でも鼻の頭の黒いのと緑の瞳が実にすきっとしていてよろしい。
ちょっと体型的に幼さが残っているような気もするけれど、なかなかのハンサムである。

Nyanta03.jpg




以前同じ飼い主さんのクロちゃんを描いた事がある。
こちらがずぼらなので仕上げたのはそんなに前ではない。
たしかエネスクのフルートとピアノの小品を選んだときだった。
今回の音楽はローベルト・フォルクマン魅力的なセレナードの中からの抜粋。この人はやはりブラームスやメンデルスゾーンの時代と重なっていてピアノ三重奏曲第2番で有名になった人だけれど室内楽にはすばらしいものがある。
セレナードは3曲あると思うけれど、なかなか長い。
この曲はニ短調のものからの抜粋。










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Blogの中の猫たち-175 [Blogの中の猫]

 Mieru01.jpg

しとろんの『お取寄せ』のーと


miel-et-citron さんちのミエルさん


デッサンしてから仕上げずにほかの仕事に忙殺されていたりするといつの間にやら件のネコさんの飼い主さんのブログが
引っ越してしまったり、更新を休んでいたりする。
それでも、こんなネコさんがいましたと僕なりにご紹介ができればと折角描きかけた画像は何とか仕上げています。
このブログはどうなのかなあ。
お休みしているだけだといいけれど。
このミエルさん。立耳のスコさんらしい。琥珀色のアーモンド・アイがなかなか難物です。
難しい色だねえ。なかなか生きない。ちょっと濃すぎると剥製のはめ込みのように見える。

Mieru02.jpg



『明日になったらうまく行くかもしれない』と趣味的な気楽さからうっちゃっておくと時がたち、慌てることになる。
この辺は写真のリアリティには歯が立たない。
でも、コレは最近思うのだけれど、古生物を描くについても、コレだけデジタル技術が進歩し、ボクの画像でも3Dで動かすことができるらしい。
一人の手で生み出す2Dのハンドドローイメージはもう役割が終わったのかなと思ったこともあるけれど、子供たちはそうは思ってないらしい。
絵の持つ近しいリアリティと3Dの精密なリアリティの間の距離感を彼らはボクたち大人より相当正確に区別している。
デジタルで生き生きと動く古生物の躍動を見るときの直接的な感覚と、ハンドドローの画像を捉える雰囲気を掴む感覚。
彼らの目は好奇と想像に満ちていてめまぐるしく変転する。
ボクがブログ猫を描く上で最も気を使っているところは抽象化しないこと。
描いたネコの出所がその飼い主にわかること。
個性の発露です。
そこは写真の世界ときわめて近接しているけれど、きわどいところで省略と要約を発揮しつつ提示できる世界だと思っています。
理屈っぽいなあ年取ると。

Mieru03.jpg

音楽は理屈抜きで。
伝説的ステージ
ターヤ・トールネンが去った後のこのグループの音楽はほとんど聴かなくなった。
これ以後のナイトウィッシュはボクにとってあまりにも単調な単なるゴシックロックになってしまった。
彼女の歌声のパワーと醸し出すクラシックな翳りは失われた。
久しぶりで聞いたけど、年甲斐もなく、まだいける。




何度目かのロック版 ”Phantom of the Opera”

作曲はSir.S.ロイド.ウェッバー。この怪異なオペラは作曲者自身と妻の私的な物語の投影であるといわれている。

そういう聴き方をするには劇場版の正統派の美しいハーモニーよりも情念の持つエネルギーを感じるこのバージョンがよりふさわしいように感じてしまう。





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Blogの中の猫たち-174 [Blogの中の猫]

Raccoon's weblog
Raccoon さんちのD.D『ネコ1号』

NecoNo1-01.jpg

ほんとの名前がそうなのかわからなかったけれど、前からずっと気になっていて

僕はRaccoon さんのブログをお気に入りに入れていた。
最後にブックマークに残っていた日付が1月23日だった。
『ネコ1号』を描き上げてから、ふとアクセスしたタイトルのすぐしたの欄に2月28日のリンクがあり、何気に開くと
そこに1月に亡くなった『ネコ1号』の記事があった。
多分男の子であったと思う。
kontentenさんちの『カナ姉』のような例もあるけど、『ネコ1号』のかもす雰囲気には『カナ姉』にも共通する生命力が発露している威圧感があった。

NecoNo1-02.jpg


ジジイが描いた彼?の画像は決して怒っているのではない。
表情に融通性があまり無く、どこかニヒリスティックな面持ちがあるが、猫歳を経た独特の押し出しがあった。
それはすでに写真からも十分伝わるもので、敢えて描くことに僕自身のこだわり以外目標は無かった。
どこまで削ったらこの写真から伝わる彼の印象が変わってしまうのか。
いろいろやったけれど、結局かけた時間ほどの成果は得ることができなかった。
まあ、それは描き手の自己満足で『…らしく見える』のであればいいとしなければならないのかなと、思い直してブログにのせた。
写真では写りこんだ『ネコ1号』の周りのものが彼の雰囲気に染まっている。
ボクの画ではそこまで届かない。
取り出したエッセンスを再現する画法ではなく、組み立てなおす画法(抽象性に置き換える)なら、もっと直感的に『ネコ1号』に寄り添えるのかとも思う。
それをするような時間は無いけれど、眉間のしわに苦味と愛嬌を同時にかもし出す彼の印象はずっとボクの目の裏に残り続ける。

合掌

NecoNo1-03.jpg




音楽はエネスクの弦楽のための八重奏曲 ハ長調Op.7から第3楽章レンタメンテ。
まだ古典的ロマン派から足を抜いていない作品。 だけど、その非凡は叙情の捉え方の洗練、弦楽を知り尽くした微妙なアンサンブルの中の息遣い。
他の音を聞く中で自分の音の流れがどこで浮き上がってゆくのかそれぞれが固まった合奏の旋律ではなく、個々の歌の流れに入り込んでくる隣の奏者の息遣いを知ってこその演奏。
この20世紀の作曲家はボクにとってシューマンやシューベルト、バルトークに匹敵している。 豊かではないが祈りがこもった演奏を。





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Blogの中の猫たち-173 [Blogの中の猫]

Are You Ok?
rincoさんちのクロちゃん
Kulo02.jpg

真っ黒いわけではない。
ただ暮らしている4にゃん(だと思う…他にいるのかな自信がない。)の中では確かにクロっぽい。
まあ、クロヒョウだってジャガー紋はあるからね。
それに、シロっていうのも白と茶トラの縞二毛。
クロと一緒にデッサンを終えていたニャン太君は(牛柄で鼻クロはボクの好みです。)色から離れた名前だけど。
この辺から名付けの本腰を入れたのかしらん。
とにかくクロちゃん(昔、我が長女が、シロちゃんクロちゃんと名付けたウサギを二羽飼っていたなあ)
前脚の爪先まで脱げかかった白ソックスが可愛い。
メインクーンみたいな風貌だけど、そんなに大型にも思えないけど、どうなんだろうかね。
こういう柄行を見るとリュカさんちの『ゆず』を思い出してしまう。

Kulo01.jpg


あの頃はまだ、骨格から起こしてゆく古生物の描き方から抜けていなくて、アウトラインが正確に採れていなかった。
できればもう一度画像に手を入れたいと思う衝動をかろうじて堪える。
ブログ猫に関しては写真であれ、ビデオであれ、デッサンができる素材は限りがない。
古生物のように骨から想像して形成してゆくある意味基準のない想像図とは全く違う。
どちらかというと、ブログ猫に関してボクのやり方はボタニカルアートに近いかな。
でも、書いていて途中でいやになる猫さんて言うのはまずいない。
不思議だけど、古生物のように締め切りとかないからかねえ(はは…)

クロちゃんらしく描けたかな。


Kulo03.jpg

音楽はエネスクのフルートとピアノのためのカンタービレとプレスト。
ジェームズ・ゴールウェイのフルートで聴いたことがあるっきり。
彼の演奏もあったけれど、シフのピアノがエネスクで聴けるのでこちらの方を選んだ。
前半のカンタービレの滑らかな歌もいいけれど、抑えきったプレストの美しさも捨てがたい。
エネスクはヴァイオリンは勿論だけれど、ピアノは当然としてこういう管楽器についての速い部分の創造力は交響曲作家としての才能が生かされているのだろうか。
5分程度の曲だけれど、佳品です。







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Blogの中の猫たち-172 [Blogの中の猫]

風の姿 花の色
パトラさんちのホーリィ

Holly01.jpg

  エー、ご無沙汰しておりました。何とか復帰してます。
また、よろしくお願いいたします。

僕の場合OSに入れているソフトが使えなくなることが仕事上も大きなダメージになりますので、便利であるかどうかは二の次でした。
2つあるハードディスクのひとつをテラバイトに交換し、以前ののCドライブの中身をそっくり移動させ、起動時にXPでも起動できるようにしてもらいました。
メーラーがOutlookからLiveメールになりましたのでちょっと戸惑いつつ使用しております。まあ、何とか慣れてくるのでしょうがね。

ちょっと間が開きましたのでBlog猫から再開します。

再開は真っ黒。

ボクは大学を卒業してからもしばらく東京暮らしが続いたが、その間に何匹かの猫さんと知り合いになった。
その中で一番最初にお知り合いになったのが黒猫だった。
そ『梅』の話はどこかで書いたなあ。
何しろ記事がもうすぐ2000になりそうだから忘れてしまった。
その頃の刷込があるのと、夢枕獏さんのオカルトアクションものの九十九乱蔵が活躍する小説の中で2メートルを超える主人公の肩に乗っかってる猫又の『沙門』
なんかの影響があるのかね。黒猫は大好きです。
でも、デジタル・ハンドドローではちょっと面倒です。
オリジナルの筆先を創って、薄く黒や濃い赤で彩色した体色に線を重ねて塗ってゆくのだけれど、本職の古生物の場合なら別だけど、
原画があまり大きくない猫さんの場合は筆先が掃いてゆく範囲が狭くて荒くなる。
だから白を効果的に使うことになるんだけどね。
まあ、よろし。
黒猫の特に女の子の方の線のしなやかさは魅力的だね。
ミュシャやロートレック、ビアズリーとか様々な先生方が描いていらっしゃる。
具象でも抽象でもちゃんとそのキャンバスに存在を示すことができる不可思議な生き物の典型である。
このホーリィちゃんは『魔女の宅急便の』「キキ」タイプの猫さんで、妖しげではないけれどとてもコケットである。
ただ、瞳の色には自信がない。

Holly02.jpg



ボクがスケッチした写真はどうやら光に向かっているらしく、針にはなっていないけれど、琥珀色の瞳かも知れないなあと気になっている。
針のような虹彩を搾った野外ではもっと金色に輝いているのかも知れない。

とりあえず、こんなとこで。

Holly03.jpg

音楽はイサーク・アルベニスの協奏的幻想曲の第2楽章アンダンテ

スペインの作曲家らしい、夕暮れから星月夜の夜にかけて暑熱をうっちゃった後の涼やかな夜想曲。
化粧っ気のない肌の浅黒く眉は黒く太く意志的で円らな瞳を持つ女性が、何かの冗談に大きくうなじを反らして笑う。
決して夜明けや真昼の音楽ではない。
夜の中に見えるはずもない白い歯がクッキリと見えるような錯覚をおこす。
アルベニスはギターだけじゃないね。





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Blogの中の猫たち-171 [Blogの中の猫]

Goemon01.jpg

しのりんさんちの
五右衛門君


"浜の真砂は尽きるとも世に盗人の種は尽きまじ"


有名な石川 五右衛門の辞世の句である。
想像上の人物ではなく、実際にいたことが当時の処刑史等から判明している。

この聡明そうな風貌のにゃんこの名前は五右衛門。
まあ、イメージとしては目の縁の隈取りが歌舞伎のそれを連想させなくはない。

Goemon02.jpg


でも、なかなかの男前である。
近代的な顔立ちで、とても見得を切りそうにはない。
虎吉君と柄行が似てる。
虎吉君が少し茶色がかっているように写真では見える。
二匹がもつれているとその辺がよく判る。
目の位置や見開いているときの耳の形が一緒になると二匹の性格がちょっと違って見えるのが面白い。
五右衛門君はどちらかというとグイグイ来るタイプではないね。
待っているタイプのように見える。

しのりんさんちには個性的な4匹がいる。(まだいるかも知れないけれど、婿養子やお嫁に行ったりする。)
ボクはこの中でも白猫のまおちゃんを描こうとしていたのだけれど、フォルダを開いたら以前描きっぱなしになっていた五右衛門君のデッサンを見つけた。
耳の線が紫色になっていて、その辺でペン先が故障し、二本目に買い換えたのを思い出した。その時に忘れてしまっていたんだね。
あと千三郎くんてのがいたなあ。
里親さんに貰われていったらしい。鼻先が黒いはち割れでとても愛嬌がある。デッサンが残っている。
ボクはあまりOSをいじりたくないのだが、4月になるまでにナントカしなきゃね。
現在使用しているソフトも使えなくなるものもあるだろうし、ネットの設定もまたやらなきゃならない。

とにかく、今デッサンしているものをできるだけ絵にしておきたい。
急遽仕上げる。

Goemon03.jpg

 

 

 

音楽はセルゲイ・ボルトキエヴィチ/10の前奏曲Op.33から第5番イ長調。短い曲ですが、ラフマニノフとは明らかに異なる開かれた音色が魅力です。
えー、失礼いたしました。上記第5番は削除されてしまいました。では、作品15の第5番変イ長調を。ちょっと長いですが。

 

 





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Blogの中の猫たち-170 [Blogの中の猫]



Julius02.jpg
Nile,Alex&Julius
ぴー太郎 さんちのユリウス君


この間あーちゃさんちのモカを描かせていただいたときぴー太郎さんちのAlexが11歳で永眠したことを知った。
ほぼ1年前になろうとしている。
ほんの少しご無沙汰したつもりでも、時間は意外とボクを早く追い抜いて行く。
ユリウス君はホワイト系のベンガル。
背中の特徴的なスポットはクッキリしていて美しい。
根元の太く長い尻尾は優れたバランサーの役割を持っているはずだから、ベンガルが他の家猫よりもより野性に近い種であることが見えてくる。
木々の間を小動物を追って急旋回する、草原をトップスピードで旋回するチータのような動きが目に浮かぶ。
けど、種がそういう世界から引退してずいぶんになるんだね。
貫録のあるお腹が『家猫』のカテゴリーに馴染んでいる。
ユリちゃんの体の色はいくつかの写真では上手く掴めない。
薄いグレイがかった白であれば斑が少し黒みがかる。
若干茶色が濃い黒の印象がある。
目の色も室内の照明の加減で大きく変化するのでいくつかの写真から印象を選んだ。

Julius01.jpg



男前だね。

Julius03.jpg




音楽はユリウス・レントゲンのチェロソナタ作品41から第3楽章アダージオ
地味な作曲家だけれど、非常に作品が多くて、ボクは全て聴いているわけではない。
手許にあるのはピアノトリオ6.9.10!が入った一枚とチェロ・ソナタ1.11!.13!!と番号無しの4曲、ヴィオラソナタを中心の室内楽。
2番と4番のピアノ協奏曲(4番もこの時代では凄い数だね。)3曲のチェロ協奏曲。の5枚のCD。
後はYouTube頼みである。
とにかく作品の数が半端じゃない。
この御仁エックス線のレントゲンとは関係ないらしい。
レントヘンというのが正しい読みなのかな。
まだあんまり紹介する機会がないので同じ名前の猫さんにかこつけてちょっと紹介。






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Blogの中の猫たち--169 [Blogの中の猫]

つげまる日記

Tuge02.jpg
hiro さんちのつげまる君

ブログのサブタイトルが『つげまるの成長日記』とあるだけに写真が豊富にある。
どれを狙ってもデッサンは採れるのだけど、あまりに嵌りすぎて描き始めてから迷うという本業の古生物では絶対にやらない気移りを何度かやらかした。
可愛いね。
綿棒で遊んでるところとか動的にもよく撮れていて迷ったけれど、かなり以前の写真をデッサンさせていただいた。
視点がぶれずに上手く目線を固定出来たけれど、茶トラ猫は黄色から焦げ茶まで光の強さで移るので、何処にポイントを置くか迷う。

Tuge03.jpg


ほとんど影を取っておいて日向の色彩で縞模様を入れ、そこから写真を見ながら影の部分の模様を潰して行く。
初めから潰して描けばいいのだろうけれど、そこに存在したものの質量が上手く出ない。
これをやると何故か全体の線が荒くなる。
多分、これ以上時間をかけられないと言うリミットを自分なりに決めているからだろうね。
本業は最近昼間が忙しくてクリーニングしてロイヤリティを頂くものが多いけれど、「ここまでしなければ」という義務感が出るものだけど、
ブログ猫はあくまでも趣味だから気楽なのですね。
まあ、ちょっと気に入ってます。
どんなものでしょうか。

 

Tuge01.jpg




音楽は最近ずっと聴いているゲオルギー・カトゥアールというロシア人の作曲家のピアノ曲。室内楽などはまるでフランス音楽のような繊細さがある。ジャン・カトゥアールというフランス読みが似合っている。
感じは歌いすぎのフォーレ。あるいは水洗いをやりすぎたスクリャービン。
でも、清冽な抒情はそれなりに滲みる。

以前紹介した4つの小品作品12の第2曲『瞑想』
ちょっとスクリアビン寄りの作品だけれど、神秘主義的なところはなくて、その意味ではショパンの影響を受けていた初期のスクリアビンみたいだとも言える。
彼の室内楽とは違ってこちらはゲオルギー・カトゥアールという名前が似合う。

 


Piano Music

Piano Music

  • アーティスト: Georgy L'vovich Catoire,Marc-André Hamelin
  • 出版社/メーカー: Hyperion UK
  • 発売日: 1999/12/14
  • メディア: CD

 

 





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Blogの中の猫たち-168 [Blogの中の猫]

えー。突然滋賀県に行って来なければならなくなり、雪の高速道路の準備をし、朝5時に家を出ましたが、川之江JCの手前の雪はびっくりしましたね。一般道路ではノーマルタイヤで発信から山道を通り目的地まで一度もブレーキを踏まずに到達するくらいのことはやれるのですが、とにかく凄い雪で『こんなとこ、80キロで走っていいんか?…』と自問自答しつつ、滋賀へ着くよりより先にどっか違うところにいってしまうのではないかと思いつつ、何とか到着し、用事済ませて帰ってきて更新してます。
いやあ、疲れたぁ…ブログ猫168匹目です。




たおやかに (直ぐで柔にして剛)

Moca01.jpg

あーちゃさんちのモカ

まだどことなく幼げな風情があるスコ君。
可愛いね。
この画像の元になった写真はいつの頃の記事だったのか覚えていない。
確か風呂場の写真だったと思う。
スコティッシュフォールドの性格そのままの素直そうな猫さん。
室内の写真なので小さいものは細部が潰れていて、そこは別の写真から色を貰ったりして
いつも通りなんだけれど、単なる白黒ではなくて、濃いブルーグレイ系の体色なのだろうね。
光の当たり具合でそう見える。
パレットは以前作ったラグドール猫さんのものを使用し、彩色を限りなく黒に近付けた。
本当はもっとブルーなのかも知れない。

Moca02.jpg



この飼い主さんと2匹の猫さん(もう一匹は目の色と体毛が琥珀系の魅力的なブリショー)の住んでいらっしゃる
お家は、とても清潔できっちりされていて、撮られる写真の切り取り方にも生き物を中心にしながらも
その周りも同じように写そうとされているように感じた。
生活の滲みがあんまりない。居室が新しいのかな。
二匹の猫がそこに暖かな不定形を運んでいて円かな雰囲気になっている。
と思って一枚の写真を拝見。
ベランダのビオラの鉢が乗っている白ペンキの棚が水やりで錆びているのを見て妙に暖かくなってホッとしました。
それにしても、スコティッシュフォールドの前脚って何であんなに人形っぽくて可愛いのかね。
骨格上の弱点とか言われるけれど、狭い胸骨をもこもこの体毛が覆っていて肩からいきなり腕になる印象がある。
何ともそれがまたいい。
仕上がりはこんな風。

Moca03.jpg

音楽はモーツァルトのK423
第1楽章 アレグロ

この作品は病気で苦境に立った友人、ミハイル・ハイドンの依頼で書かれた2曲のうちの一曲。
ヴァイオリンとヴィオラの二重奏。
ミハイルが依頼されえてていたコロレド大司教からも6曲の弦楽二重奏曲の書けなかった2曲を補ったもので、
作品の作者はミハイル・ハイドンと記されていた。
他人の名を冠したものではあり、ミハイルの特徴や様式を元に違和感を感じさせないように配慮されてはいるけれど、この作品の第1楽章展開部のカノンは
一聴モーツァルト以外には書き得ない天賦の音楽です。
先に出ていたヴァイオリンが一転ヴィオラと同じ表現の中で同時に歌う。
作品的に性格の異なるK424と同じ目的で書きながら………音楽ではなくて楽音ですね。

 

 

 

 






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Blogの中の猫たち-167 [Blogの中の猫]

おかずの森
Fuku01.jpg

nachicさんちの福ちゃん

「ちっちゃいのとおっきいの」のちっちゃい方。
スコティッシュフォールドでマンチカンらしい。
ずっと子猫っぽいのでそうなのかと思っていましたが、子猫でもないらしい。
柄行が絵心をそそる。
最近、ちょっと以前に掲載されていたおかずの森のブリ大根と生姜ご飯のご飯と豚汁をコピーさせていただいた。
豚汁は赤みそを使ってホワイトソースを混ぜ、和洋折衷で、以前は牛乳でやったこともあるけれど、
少しミルク臭が移るので、今はホワイトソースを使う。
お試しあれ。
えー、そうそう。フクちゃんでした。はい。

Fuku02.jpg


可愛いんだけど、なかなか柄行が難物であまり頑張りすぎると本業に差し支えるので
適当に。
体毛を描くブラシは3種類作っているのだけれど、もともとは小型の羽毛恐竜用に作ったもので、
ピクセルが小さな画像には少し大きすぎるので適当にカットしている。
鼻先のチョイ横の黒模様がアクセントになっていて、瞳の周辺のやまぶき色が黒目の部分で翳ってくるところはなかなか美しい。
だけどコイツが曲者で、写真の瞳が真実の色合いだとは限らないんだよね。
これは犬にはないね。

出来具合はどんなもんだろう。

Fuku03.jpg

 

 

音楽は
ジャン=クラ/ハープ、フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ、アルト・チェロのための五重奏曲
ピアノ五重奏曲の4楽章形式とは異なり、ここでは単一楽章。
データが乏しいが、両作品は同じものではないと思う。
クラは軍人(海軍提督)であり音楽家であったが、猫好きで愛猫『ブルー・ニャルと』いう名前の猫を抱いている写真が残っている。
親和なテーマがフルートの柔らかい調べで吹奏され、ハープのグリッサンドが美しい。
何処か尻尾をピンと立てその先端がちょっと左右に振られ、細い煉瓦塀の上を澄まして歩いているような猫っぽい曲です。






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