Blogの中の猫たち-193 [Blogの中の猫]
ねこ便り ~メル&チョコ,猫との出会い~ メル
今起きたところか、退屈なのか、肉中で踏ん張って指を反らすと肉食獣の爪がにゅっと出る。
一瞬飼い猫から猫に戻ってる。
でも、次の数瞬で爪が隠れ、フツーに立つと指先からぺろぺろと掃除を始めるかな。飼主の足音を聞くとしなやかに体をひねって鳴きながら甘えに走る。尻尾を立てて…そんなふうに想像が続く。
写真が瞬間を切り取るのは撮影された時の一コマで、でも、それはシーンから完全に独立していくつもの物語を勝手に作らせてくれる。
ハンドドローで描いたボクの絵はボクのこの想像が後に続くように描けているかどうか、数か月するといつも手を加えたくなる。
今のところこのメルさんにはこのままいてもらおうと思ってる。
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音楽はモーツァルト
最近は年のせいかあんまりドンガラやかましい管弦楽は以前ほど聴かなくなった。ゴシックメタルとかは車の中ではよく聞くけどね。
ピアノソナタ第4番 変ホ長調 K. 282
1775年にミュンヘン滞在中に書かれた。6曲のシリーズもの”デュルニッツ”の4曲目。
変わってるのは、まるでベートーヴェンの月光ソナタみたいに緩徐楽章から始まるってところだ。
第1楽章 アダージョだけでも聴いてね。
今できた曲みたいな弾き方をするのはこのグルダしかできない。とても鮮明だけれど、糸をひく音の流れから詩的な香りがする。この頃のモーツアルトには
フォルテピアノ以降の豊麗な音がまだ聞こえてはいないと思うけれど、現代のピアノで弾くと古楽器には醸し出せない音色の滑らかさが独特の感覚をもたらす。
古き生き物2018-1 T-rex [Jurassic Gallery]
これまでも、別のブログに移行したりしたけれど、もういくつものブログを管理したりHPを専門で動かしてゆくのもしんどい年になってきた。
で、まあ、共倒れにならないように更新画像に本業の方も取り入れて行こうと。
Jurassic Galleryのブログ版もここで扱うようにしました。今までも時々紹介はしてましたけど。
今回は、まあ、再開の最初ということで以前描いていたものを背景を消し、動きを変えて描き直したものです。
猫の絵もそうですが、この恐竜で一番厄介なのも目なんですね。
だって、見たことないんだから。
M.Shiraishi(c)All Right Reserved
顔全体からして眼窩は小さいしね。実際の原画はこの数倍は大きい解像度ですから、それを購入されてる人はいいでしょうが、画像が小さいと目が生きない。
ま、想像してくだされ。
ティラノサウルスはあとからあとから発見される大型肉食恐竜によって、最近は「最大」という言い方はされなくなりました。でも、原点なんですね。発掘されている骨格の総量が、最近のものとは比較にならない。
獣脚類の中では「真実が夢に一番近づいた恐竜」だと思っています。
最近実際に発見された印象化石によって、体毛の、というより、羽毛の生えた恐竜が再現想像図として、多く描かれています。
小型の肉食恐竜については体毛の可能性はたとえ氷河期に生息していなくても、進化の過程としてとらえられるかと考えます。
でも、なんででかい体に羽毛がなきゃいけないの?
卵から孵ったばかりのT-rexの幼体に体毛が生えていても体温維持の観点から理にかなっている。
じゃあ、成体に体毛がある必要性は何?
ディプロドクスやスーパーサウルスのような竜脚類には必要ないの?
鳥類に進化する過程にあるとされる小型の獣脚類ベロキラプトルやそれ以前のコンプソグナトゥス(コンピって呼んでるね。)ならあり得ない話ではないんだけど。
一個の印象化石からすべての獣脚類に派生しそうだね。 考古学のこの辺の分野はなんか厚みに欠ける。
古代のカメを専門に研究している学者さんが、古代=恐竜という安易なマスコミのおかげて不本意とは思うけど、今は恐竜学者というネーミングで登場する。
考古学はすそ野が広いのだからネーミングはどうでもいいと思うんだけど。
古生物には残されたものは不完全な骨格しかない。犬の頭骨から体色まで再現することはできない。
それは想像なのですね。
この画像も、想像です。
Brogの中の猫たち-192 [Blogの中の猫]
Blogの中の猫たち-192
梅しごとー梅吉日記ーにわの梅吉 白目がちな日々
梅吉君
猫らしい猫だね。
こてつ君は猫の範疇を超えた爆発的な好奇心が瞬間的に沸騰するけれど、このお兄さんは若旦那的な動作が微笑ましい。
茶トラ系なんだろうけど、写真から色を拾うから原色とは違ってくるだろうけど、ご容赦。
ま、色が違っても何とかなるのは牛柄さんと白猫、黒猫くらいだから。
このimageはちょっと変わったシチュエイションだったから、面白いと思った。
グラビアのスタジオ撮影のワンカットみたいな写真だったけど、実際に描いてみると、どうも眼差しの方向がうまくない。ほんの少しの頭の角度とか、黒目の位置、ハイライトの強弱なんかで違ってくるので、猫ってホント難しいわ。
と、ここまで書いていてふと、ああ、こりゃ絵の視点じゃなくて、写真の視点だなと気づいたので
きっぱりあきらめた。
写真を見て描いているからこそ、捉われるジレンマだね。
本物前にしてたら、一瞬でもじっとしていない彼の微細んな表情や目の変化に、想像がとってかわる。
Blog猫じゃなくなるね。
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音楽は アントン・ブルックナーの幻想曲ト長調
ブルックナーの音楽的な響きの基調はオルガンの響きなんだけど、このモノフォニックな歌は明らかに旋律が頭に浮かんでいたのだろうと思いたい。1868年の彼の交響的な音の飛び交うテーマではなく、凄く日常的な姿が浮かんでくる。